新しい年になり今年初めての書き込みです。拙い文章ですが今年も見て、味わって、触れて。。。パリの素敵とともに、サダブティックのことアレコレお届けしてゆきたいと思います。引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、サダブティック関連とは別に自身のアトリエで花教室を主宰して丸6年になりますが、今年は過去最高とばかりにたくさんの日本の花関係者、パリの花好きさんたちが当アトリエに来てくださっています。充実のソルド(バーゲン)、下旬からのサロン(Maison et Objetというテーブル、雑貨関連見本市)に併せてかと思います。花のレッスンでは、プロの方はもちろん、趣味の方であっても、「綺麗につくる。早くつくる。」を毎回リピートしています。ごちゃごちゃした机の上では扱う花を傷つけかねません。また2時間でひとつの作品をつくる癖がついてしまうと実践の場でも同じように時間を要するため、たとえば自宅でホームパーティを開く際にも花あしらいだけでずいぶんと時間がかかってそれだけでクタクタになりかねませんね。説明に30分、制作に30分、その後はまとめとパリ最新事情としてティーブレイクに1時間、というのが当方のスタイルです。

頻繁にシェフの仕事を眼にする機会があるのですが、自身も一作り手としての立場からその手さばきの美しさ、スピード感に目を見張ります。「当然のこと」と以前言っていました。花プロを目指す方には特に、ジャンルは違うもののそのリズム感を見ていただきたいと常日頃思っています。見て発見、味わって感激、私も最前列で見学しようかと思っていますが、笑いネタのターゲットにされかねないので現状皆さんに席をお譲りしています。大好物のタルト・タタンの際は是非!と思っています。

余談ですが、つい先日ロンドンへ行ってきました。衛生的ですし、接した人たちは皆さん親切・丁寧、おまけにレディーなどと言われるととても優雅な気持ちになり。。。普段マダ~ム、マドモワゼ~ルなる言葉には既にハッとすることもないので殊更新鮮でした。いただいた食事も美味しく短い滞在を堪能しました。が、が、やっぱりパリのこの人間臭さとか、食への執着。。。好きです。外パリパリ中モチモチのずしりと重みを感じるバゲット、風味豊かなバターをどこでも気軽に入手できる環境からはなかなか離れられません。パリの17区に住んでいますが、Rue des Batignolles沿い・17区区役所斜め前にあるブーランジュリーのバゲット・トラディッションは列をなすお客さん同士で絶賛しあうほど美味しい~のです。プチ・インフォでした。